記事の前にちょこっと宣伝・・・
これからご紹介するKS-Remastaさんと一緒にコラボレーションしたシェルリード線
吟醸リードを発売いたしました!
http://analogrelax.com/cms1/page-922/
オーディオに多大なコストをかけなくてもレコードの音が気持ち良くなるリード線です。
アンプ、スピーカーの交換を検討しておられるあなた!
ぜひその前に「吟醸リード」を一度お試しください。
更にさらに…。吟醸リードに続いて、今度は「大吟醸リード」も発売されました!
http://analogrelax.com/cms1/page-2255/
吟醸リードを更に磨き上げ、これまでのレコードの音の概念が変わります。
飽くなきアナログの追求者にこそ、おすすめです!
シェルリード線の破壊力
先日、レコード友人ジャズ友人のSさんに引き連れられて、とんでもない「人と音」の体験をしてしまいました。
アナログレコードとオーディオのコアマニアの間では既に有名人である、KS-Rekasta社の柄沢さんです。
レコードをやっている人からすると常識ではあるのですが、レコードからの音の信号の流れは下記のようになります。
レコード→カートリッジ→シェルリード線→トーンアーム→ケーブル→フォノイコライザー→アンプ→スピーカー
注目なのは、アンプに至るまでにいくつかのパーツを経由するということ。
ここを少し変えたり手を入れたりすることで音が変化してくるのです。
そこがアナログの難しいところであり、最高に面白いところでもあります。
柄沢さんは、この中の「シェルリード線」に人生を捧げている方です。
リード線って、わかりますか?
この細い線のことです。
柄沢さんは、もうすでに10年以上、リード線のみを開発販売されていて、その数、数千セット以上!
ヤフオクでも販売されており、その購入者さんからの評価を見れば自ずとその凄さがわかります。
お宅にお邪魔するといきなり目に飛び込んできたのがこれ!
この、おびただしい量のカートリッジ!!
でもこれで驚いていてはいけません…
皆さん、決して「トミカ」じゃないですよ!?
全部、カートリッジです(笑)。
こんなケースにカートリッジを保管されている風景、初めてみました。
他にもたくさんのカートリッジが綺麗に保管されています。
おそらく現存するカートリッジがここに全て揃っているのではないか?と思わせるくらいの数です。
これらのカートリッジを使って、実際にシェルリード線でどのように音が変わるのか?綿密にテストを繰り返し、極上のシェルリード線を開発されています。
ではなぜこんな細い電線である「シェルリード線」を変えるだけで音が変わるのか?
レコードの音溝の振幅をカートリッジが電気信号に変換します。
そのときの信号は本当に微弱なもので、その信号をアンプで何万倍にも増幅して我々は音を聴いています。
つまりカートリッジからでた一番微弱で鮮度の高い信号を最初に受けるのがシェルリード線なのですね。
だからここの素材であり、ハンダの種類や付け方で音が変わってくると柄沢さんはおっしゃいます。
確かに変わることは理解できる。しかし、シェルリード線を駆使して音をコントロールできるという柄沢さんのノウハウの蓄積は、誰にも真似ができるものではありません。
まさにアナログの「音」の職人です。
いざ、試聴!
いつもテストに使われているテクニクスSP-10mk3で聴かせていただきました。
国産MCカートリッジの定番、DENON DL103で音の違いを体験させていただきます。
まずは某市販シェルリード線(店頭売価約25,000円)をつけたDL103。
悪くないです。良く聴くDL103らしい音です。
そしてここから柄沢さんオリジナルシェルリード線の登場です。
まずはビンテージワイヤーを使ったKS-VMS3024D(4,000円)をつけたDL103。
音が出た瞬間にわかりました!もう中域の張り出しが全然違う!俄然音が気持ち良くなります(笑)。
そして今度はハンダの素材や付け方にもノウハウ満載のKS-VMS Spirit(10,000円)をつけたDL103。
今度は低域も量感たっぷりと出してくれます!高音もすごくしなやかで気持ちいい!
もうこれで十分じゃないか?SPUなんてもういらないな…と満足していたとき、
「実はこれからが本番なんですけどね」とほくそ笑む柄沢さん(笑)。
今度はより細いワイヤーを使いハンダも工夫されたKS-VMS REX(25,000円)。
もうぶっ飛びました!!
サックスの艶、ベースの量感、…夢見心地です…!
「まだ終わりではないですよ?」とこれまた攻め好きな柄沢さん(笑)。
正式ラインナップではないらしく、発売は現在検討中のシェルリード線。
…いや〜これは反則でしょ??
その後、なんとか柄沢さんから奪い取ろうとしたのですが、無理でした(笑)。
断言します。
KS-Remastaのシェルリード線があれば、何十万もするカートリッジは必要ないです!いりません。
まずは入門クラスの4,000円のものを入手されれば、お持ちの廉価版カートリッジが大化けします。
リピートユーザーさんがいるのもうなずける!
もし、現在のアナログレコード再生の音に満足感が得られない人がおられましたら、ぜひ一度柄沢さんにご連絡取られることをお勧めします。
現在用意されているネット通販サイトには全てのラインアップを掲載されていないので、直接ご連絡されて確かめられてはいかがでしょうか?
連絡先はサイトに掲載されています→こちら
実は柄沢さんのシェルリード線は、秋葉原の老舗オーディオショップ「オーディオもてぎ」さんでも購入することができます。
※2015年12月:追伸
なんと、柄沢さんと我がアナログリラックスとのコラボシェルリード線が発売開始となりました!!
この出会いに感謝!
KS-Remastaとアナログリラックスのコラボ「吟醸リード」はこちら!
柄沢さんのアイドルは、あの長岡鉄男さんでもあります。
長岡鉄男さん設計のバックロードホーンを堪能させていただきました。
こちらは柄沢さんのシェルリード線装着動画!鮮やかな手際の良さをごらんください。
今回このような体験をさせていただいて、改めてアナログの奥深さを知ると同時に、楽しさを再発見しました。
アナログレコード文化、これからも残していきたいですね。
あ、レコードを聴かれる時はこちらもお忘れなく(笑)
5,800円(税抜き)(税込6,264円)
コメント