ツウだけが知るモノラルのディープな楽しみ:ビンテージジョインさん
2017年も明けて気がついたらあっという間に2月に突入していますね。
皆さん、体調はいかがですか?
と言いますのも、私は年が明けてからすぐに風邪をひいてしまい、なんとか治したものの、何故か咳だけが取れない日々を過ごしておりました。
体調が優れないといろんなことが上手く回りませんね。
そんなわけでブログ更新がすっかり遅れておりました。いかんいかん(笑)。
立春を超えたと言ってもまだまだ寒い日が続いています。
インフルエンザも猛威をふるっているとのことですので、皆さんあったかくして「レコード三昧」でお過ごし下さい。
ところで良くオーディオのことを総称して「ステレオ」と呼びますよね。
おそらく1960年代よりこっちに生まれた人にとって「ステレオ」は当たり前の呼称。
しかしその昔はオーディオもレコードも「モノラル」が当たり前の世界でした。
ステレオ録音のレコードが登場してきたのは1960年代初頭からと言われます。
なので、その当時発売されたステレオのレコードのジャケットは「これでもか!」というくらにステレオであることを誇らしげに表現しています。
(現代の我々からすると少し恥ずかしいくらい・・・)
そしてモノラルと聞くと、何故かひと世代前の技術で、ステレオより劣ると思う人が多いようです。
スピーカーひとつで聴くモノラルの世界・・・そんなレトロな雰囲気もいいね、という郷愁に浸る話をしたいのではありません。
実は、本当に気持ちいいモノラル再生を体験してしまうと、もう元に戻ることができないのです。
オーディオやレコード好きの中には、すいも甘いも嗅ぎ分けたツウなマニアが楽しむモノラルの世界があるのです。
そんなツウ人が一目を置くお店、それが今回ご紹介する「ビンテージジョイン」さんです。
ビンテージオーディオで創るシンプルオーディオ
やれデジタルだ、ハイレゾだ、と言われるオーディオ業界にあって、ビンテージジョインさんは明らかに一線を画すご提案をされています。
ドイツを中心としたビンテージオーディオの銘器を使って、シンプルで気持ちよい音再生の楽しみを体感させていただける数少ないお店です。
代表の喜代門(きよと)さん自身、ビンテージオーディオの蒐集もされているのですが、その経験や知見をもとに、シンプルながらも心地よい音世界をご提案されています。
お店は新宿から徒歩15分、代々木からだと10分くらいでしょうか?
都会の喧騒から少し離れた、これまたビンテージな雰囲気たっぷりのマンションの1階にお店はあります。
そこに一歩足を踏み入れれば、他ではまずお目にかかれないビンテージ機器が目に飛び込みます。
まずは1960年初頭に販売されていたドイツのELACというレコードプレーヤー。
ドイツ本国だけでなくアメリカでも大ヒットしたプレーヤーでした。
当時は、今でこそマニア垂涎のトーレンスTD124やガラード301などと同じ価格帯で売られていた高級プレーヤーでした。
このELACを、おそらくこれほど取り揃えておられるお店は日本には他にないと思われます。
そして喜代門さん自身がメンテナンスを施し、厳選に厳選を重ねたビンテージスピーカーの数々。
主にヨーロッパを中心としたユニットをもとにして、エンクロージャー(箱)や足をカスタマイズ、とにかく聴いていて楽しくなるようなサウンドになるようチューニングされています。
(最近ではアメリカ製のユニットも??)
ビンテージスピーカーは一見しただけではコンディションがわかりませんので、オークションで購入するのも一か八か。
でもビンテージジョインさんならその点安心!
他にもユニットでストックもされてます!
お店の奥の方にある棚を覗き込んでみますと・・・
なにやらカラフルで可愛いものが。
ギターのエフェクター?
いえいえ、なんとビンテージジョインさん特製のミニアンプなんです。
ここにあるのはすべてモノラルアンプ。
中でも私が一番気になったのが、これです!
「あー、最近はやりの真空管を付けたデジタルアンプね」
と思ったそこのあなた!!大間違いです。
なんと、この頭にささっているのは「Magic Eye」と言われる真空管で、その昔、真空管ラジオのチューニングのために表示管として使われていたものなんだそうです。
実際にどうなるの?
はい、動画を撮影させていただきました!
面白いでしょ〜〜!!
音の入力に反応して、上下からバーが伸び縮み。この動きを見ているだけで癒されそうです(笑)。
出力は1Wほどしかありませんが、昔のスピーカーは能率が大変すぐれているので、パワーも十分です。
このアンプとビンテージスピーカー、そしてモノラル再生できるプレーヤーとカートリッジ。
これがあれば、もう他に何もいらないなーと思ってしまいますね。
実際、セカンドシステムとしてビンテージジョインさんでシステムを購入されたお客さんが、今ではメインのシステムはほとんど聴かなくなっている、というケースが多いそうです。
納得ですね(笑)。
ここまでビンテージジョインさんで「モノラル」のシステムの話ばかり書いてきましたが、実はビンテージジョインさんはモノラル専門店ではありません。
気持ちよく聴けるステレオのシステム提案もされています。
音楽好き、レコード好きを自認される方にはぜひとも訪れていただきたいお店です。
ビンテージジョイン
〒151-0053 渋谷区代々木3-5-7シグマロイヤルハイツA-101(MAP)
TEL/FAX 03-6383-3176
10:30~18:00 水曜日・日曜日・土曜日不定休
<追記>
そんなビンテージジョインさんとともに、とあるイベントに参加することになりました!
「板橋レコードフェア」です!
池袋の老舗レコード店「だるまや」さんが主催するレコードイベントで、全国から有名店が豊富なレコードを持って集結!
数万枚のレコードが掘りまくれます!
我がアナログリラックスとしては、
・KOI-OTOカートリッジの試聴
・吟醸リードの紹介
などの音出しイベントも企画中!
そしてアナログリラックス除電ブラシの販売もいたします。
ぜひ遊びにいらしてくださいね!!
「追い求めたのはスペックではなく、濃い音」
レコードを「濃い音」で聴きたい人が我慢できなくなる「KOI-OTOコイ・オト」カートリッジ。
ぜひあなたも手に入れてください!
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